イベント参加報告

2016学会・研究会・セミナー参加報告

2016.01.22

第2回MSCTデスク参加報告

平成27年12月12日に第2回MSCTデスクが開催されました。


私からは主に会議の様子について報告します。議事の内容については、改めて首都圏ユーザー会のホームページに掲載する予定です。

MSCTデスクとは、全国8地域に分けられた東芝CTユーザー会の世話人が集まり、東芝メディカルシステムズの開発、営業、アプリケーションの方々と直接、意見交換を行う会議です。今回、世話人側の出席者はオブザーバーを含め14名(私以外、非常に御高名な方々でした。)、東芝側はおよそ50名と大規模な会議でした。


首都圏ユーザー会からは、第2回MSCTデスクに向けて改善要望アンケートを集計し、

首都圏世話人会で協議の結果、下記の5項目について装置の改善を要望しました。


1. 装置動作速度の更なる向上

・スキャン移行までの時間が長い、間違ったプランに入った後のQuitが押せるまでの時間が長い

2. 推奨プロトコルの見直し

3. 検査被ばくや線量分布が分かる機能の搭載

4. 寝台の改良

・フットペダルの位置

・ストレッチャー・ベットなどの挟み込み防止

5. 無償でのバージョンアップ

以上


全国ユーザー会からも改善要望があげられ、その一部について非常に活発に意見交換・改善要求が行われました。


今回のデスクで最も時間が費やされた項目は、首都圏同様に全国からも改善要求が多かった装置動作速度の向上(上記1)でした。実際の臨床機や那須工場でのデータと他メーカーのデータの比較したところ、最新のV7においても数秒、他メーカーの最上位機に比べ動作が遅いという結果が示され、今後改善が期待されます。

そのほかにも、デザインセンターの担当者も会議に出席されていて、ヘッドレストの形状などについても話し合いが行われました。(詳細については、後日報告します。)


3時間半を予定していたデスクは、世話人側の自由奔放な発言にも関わらず、ほぼ定刻通り終了となりました。議事の進行されていた東芝の担当者様は大変ご苦労されたと思います。

MSCTデスクは東芝CTユーザーとメーカーの様々な関係者が一堂に会し意見交換することで、今後の東芝社製CT装置の発展に大いに貢献する場であると感じました。


平塚市民病院 藤代 渉

ページトップへ