イベント参加報告

2025ユーザー会参加報告

2025.03.19 New!

首都圏キヤノンCTユーザー会 2025 参加報告

2025年2月22日にキヤノンメディカルシステムズ首都圏支社にて、首都圏キャノンCTユーザー会 2025が開催されました。

メーカーからの最新情報提供や各施設での使用経験、また悩みどころの多い小児撮影をテーマとした特別講演など大変充実した会となりました。

メディカルスキャニング府中 宮本 寿久 先生
メディカルスキャニング府中 宮本 寿久 先生

ユーザー講演1つ目は、メディカルスキャンニング府中宮本先生による「両下肢動脈造影CT検査におけるAiCE使用について」の講演でした。

多数関連施設がある中でスキャンプロトコルを統一している点で、技師個人の工夫によりより良い画像を求めることも大事ではありますが、一方でプロトコルを統一することで同一検査において均一な画像を提供する重要性を再認識させられました。

ユーザー講演 座長:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 川内 覚、神奈川県立循環器呼吸器病センター 太田 陽一郎
ユーザー講演 座長:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 川内 覚、神奈川県立循環器呼吸器病センター 太田 陽一郎

また、大動脈~下肢動脈CTAにおいて2断面Test Injection法を用いて適切な造影タイミングを求めているということで、Dy-volumeを用いることで2断面でのモニタリングが可能になる点が大変勉強になりました。

JR東京総合病院 岡﨑 孝晃 先生
JR東京総合病院 岡﨑 孝晃 先生

2つ目の講演はJR東京総合病院岡﨑先生による「Aquilion Serveによる胸部検診と使用経験」についての講演でした。

装置の技術活用や運用の工夫により多数の件数を短時間(1検査3分以内!)でこなすスループットの良さに驚愕しました。

また、銀フィルター及びAiCEを活用することで検診において重要な低線量撮影を実現している点や、この低線量胸部CTにより冠動脈石灰化の検出→冠動脈CT増→病院の収益増にも繋がっていることに大変感銘を受けました。

国立国際医療研究センター病院 相澤 功 先生
国立国際医療研究センター病院 相澤 功 先生

3つ目の講演は国立国際医療研究センター病院相澤先生による「Aquilion ONE/INSIGHT Editionの使用経験」についての講演でした。

INSIGHT Editionに搭載されているCLEAR Motionや3D Landmark Scan、様々な再構成法等による比較など、臨床画像を用いて提示いただき非常に興味深い内容でした。

また、導入後の運用の変化や検査時間の効率化の様な「日々の業務への影響」についての講演もあり当院でも、早期の導入を切に感じました。

佐賀大学医学部附属病院 田北 諭 先生
佐賀大学医学部附属病院 田北 諭 先生

4つ目に基調講演として、佐賀大学医学部付属病院田北先生による「Aquilion One/INSIGHT Edition この装置がばい良かよ」という講演でした。

初めに臨床画像や物理データを提示して頂き搭載技術の有用性を再認識出来ました。

特に肺野領域におけるPIQEの威力に驚かされ、当院でも検討する必要があると感じました。

基調講演 座長:亀田総合病院 小野 雄一朗、杏林大学医学部付属病院 安達 卓哉
基調講演 座長:亀田総合病院 小野 雄一朗、杏林大学医学部付属病院 安達 卓哉

また、イチオシ撮影法として紹介された4D Bolus Tracking法では、Dy Volumeを用いたモニタリングで造影タイミングを確認すると同時に4Dデータを取得するという方法に只々感心しました。

今回明かされなかった次なる撮影法もとても楽しみです。

聖マリアンナ医科大学病院 小川 泰良
聖マリアンナ医科大学病院 小川 泰良

次に世話人企画シリーズとして、聖マリアンナ医科大学病院小川先生による「小児CT(基本編)」というお話をして頂きました。

やはり小児CTにおいて、画質と被ばくのバランスは永遠の課題だと思いますが、当院でも撮影頻度が少ないことで悩みも多い中、他施設の動向を知ることはとても貴重であり、このような会に参加する意義を痛感しました。


東京都立小児総合医療センター 河野 達夫 先生
東京都立小児総合医療センター 河野 達夫 先生

特別講演として、東京都立小児総合医療センター河野先生による「こんな画像がこどもを救う~やさしさと厳しさと~」という講演でした。

被ばくや検査の正当性に一切の妥協がない姿に大変感銘を受け、お話の中で特に印象に残ったのは、「質の高い検査を行うことは依頼医のオーダーを変える力がある」と仰っていたことです。

質の高い検査を行うことや依頼医に的確な助言をするためには、日々の自己研鑽が大事であると身に染みて感じました。


世話人企画・特別講演 座長:東京女子医科大学附属八千代医療センター 福田 幸太郎、順天堂大学医学部附属順天堂医院 工藤 晃
世話人企画・特別講演 座長:東京女子医科大学附属八千代医療センター 福田 幸太郎、順天堂大学医学部附属順天堂医院 工藤 晃

最後に、どの講演も大変興味深く、ご講演された先生方、会の開催にご尽力して頂いたユーザー会及びキヤノンメディカルスタッフの皆様に感謝申し上げます。

次回の開催が楽しみであると同時に、このユーザー会の更なるご発展を切に願います。

ありがとうございました。

川崎市立多摩病院

指定管理者 聖マリアンナ医科大学

田島 優紀

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