2021年1月15日(金)にWeb(Microsoft Teams)にて、首都圏キヤノンCTユーザー会第6回山梨地区会が開催されたので、参加報告させていただきます。

 

昨年から続くコロナウィルス感染症対策のため、今年は特定の会場を設けずに各自Web参加での開催になりましたが、35人の参加者が集まり、キヤノンメディカルシステムズからの最新情報提供、法改正に向けて注目が集まる水晶体線量についての基調講演、そして、ユーザー講演と充実の内容でした。

 

プログラム

1.最新情報提供   キヤノンメディカルシステムズ

2.基調講演     「眼の水晶体線量についての再確認(法改正に向けて:CT編)」

山梨大学医学部附属病院 相川 良人先生

3.ユーザー講演   「Vitreaを用いた当院におけるCT1stの急性期脳梗塞診療」

杏林大学医学部付属病院 安達 卓哉先生

 

キヤノンメディカルシステムズからの最新情報では、昨年RSNA2020の報告としてAquilion ONE PRISM、Aquilion Prime SPの機器紹介があり、Advanced intelligent Clear –IQ Engine(AiCE)というDeep Learningを画像再構成に応用するソフトにより、ノイズ低減や空間分解能が向上した為、従来の検査に比べ被曝線量の減少や、低電圧撮影との併用で造影剤量の減量を行っても、同等以上の画像提供が可能であるという説明がありました。

 

▼座長の長谷部 裕介先生(右)と藤島 優平先生(左)

座長1

 

 

基調講演「眼の水晶体線量についての再確認(法改正に向けて:CT編)」において相川先生は、2021年度の法改正後、眼の水晶体の等価線量限度が1年20mSvを超えた場合、その時点で5年間管理対象者として扱い、5年で100mSvを超えないように管理することが良いのではないかと講演されていました。また、CT検査で技師が防護具なしで患者介助をする際に受ける被曝線量は、一回測定では高値でないものの、単純+造影検査の介助を1日2回行うと250日で50mSvを超えてしまう可能性があるということが分かり、防護具装着の注意喚起を発信されていました。

▼相川良人先生のご講演の様子

スクリーンショット (49)相川様ご講演

 

 

ユーザー講演「Vitreaを用いた当院におけるCT1stの急性期脳梗塞診療」では、安達先生から、後遺症軽減を目指して、組織型プラスミノゲンアクチベータ (tPA)+血栓回収療法をする為に迅速な虚血ペナンブラの評価が必要であるという事、Vitreaを使用することでCT perfusion (CTP)の画像処理が簡便かつ迅速に行えるようになった為、従来のMRI1stからCT1stのワークフローに変更し、血栓回収までの時間が改善されたという事についてお話ししていただきました。また、CTPを行ううえで技師間の対応差を無くす為に、撮影方法やVitreaの解析方法を見直し、マニュアルを作成した事もお話ししていただきました。

 

▼安達卓哉先生のご講演 の様子

スクリーンショット (65)スクリーンショット (61)

 

 

演者や座長の先生方、こういった世の中でも学習の場を提供していただいた世話人の相川先生及び首都圏キヤノンCTユーザー会関係者の皆様、キヤノンメディカルシステムズスタッフの皆様、また、本会に参加していただいた皆様のおかげで今回も素晴らしい会になったと思います。ありがとうございました。

次回の第7回も楽しみにしています。

 

▼会の終わりの記念撮影

第6回山梨地区会_記念撮影

 

 

市立甲府病院 西澤 俊樹