画論The Best Imageは今回で25回目と4半世紀に渡る歴史があり、受賞作品は診る者に訴え掛けるインパクトがありつつ、綺麗な画像が選出されている印象であった。施設ごとにこだわりをもって画像を提供していることが非常に良く伝わる熱意あるプレゼンテーションが多かったのも印象的な点であった。

単に最新CTで撮影をするだけ180127H_1231ではなく、実際の手術体位や、疾患の描出のしやすい体位を考慮したポジショニングとすることで診断医の理解しやすい画像を提供していた。また、撮影法も被ばくの最適化を図りつつ、従来からの課題を解決するべくスマートに新たな手法を導入されており、再構成関数や画像処理1つとっても既成概念に捉われず、柔軟な発想でより最適な組み合わせを探した末に提供される画像は診断価値の高い画像となっていた。

 

新しい技術が次々に開発される中で、医療従事者として常に考えながら最良の画像を模索する姿勢に刺激を受けた。より価値のある画像を提供するために診療科が何を求めているかを理解し、CT装置の特性と付随する画像処理技術を存分に活かし、発展を続ける技術を医療の現場に落とし込む創意工夫を凝らすることで、価値を創出することが非常に大切であると認識させられる有意義な会であった。

 

日本医科大学付属病院

菅谷正範